マンネリ化との戦い
ドラクエもファイナルファンタジーも、シリーズを重ねるごとに賛否両論ありました。しかし、多くのファンを獲得したのも事実です。
ただ、シリーズも5作目まで来ると、ある問題に差し掛かりました。それがマンネリ化です。
ドラクエの場合は毎回テーマを変更し、「天空の花嫁」として発表した5作目、ファイナルファンタジーはそのままVとして5作目を飾りました。
どちらも人気作品だったものの、マンネリをどのように解消していくかという点が議論の中心になっていったのです。
大幅に進化を始めるグラフィック
ドラクエ・ファイナルファンタジー5も、この時期から大きく変わったことと言えばグラフィックです。当時のハードとしてはファミコンやスーパーファミコンなどが主流で、そちらで両作品を楽しむことができました。
当時のゲーム業界では、どちらの作品もグラフィックに力を入れていて、日本のゲームとしては最高峰だったと言えます。特にファイナルファンタジーに関しては、ドラクエよりもポップさを省き、より現実の人間に近い主人公たちが活躍する物語になっていきました。
一方でドラクエは良い意味でデフォルメされたキャラとかわいらしくも不気味なモンスターが活躍する作品になっていったのです。そのどちらの作品も、よりグラフィックに力を入れたことは間違いないです。